¡Mi experiencia en México! (私のメキシコ体験談) 4日目
私はメキシコのユカタン半島を約1カ月かけて遺跡巡りをしています。
今回は旅程4日目のご紹介です!
※以下【】内はメキシコの公用語であるスペイン語での表記です。
※文章内でシティと表記があった場合はメキシコシティを指します。
※当ブログでは、基本的に遺跡内にある説明文を元に遺構紹介を行います。
説明文(原文)に著作権があるかもしれないので写真は載せません。
※当ブログ内の写真の二次利用は禁止します。
本記事は2023年6~7月の情報です。
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さて、ユカタン旅行4日目です。
前回(3日目)は、トゥルム遺跡【Zona arqueológica de Tulum】に行きましたが、4日目も遺跡に向います。
その名も、コバ遺跡=ソナ・アルケオロヒカ・デ・コバ【Zona arqueológica de Cobá】です!
(全体で3カ所目)
トゥルム市街からADOバスや乗り合いバスで向かうことができます。
ADOバスは、一日3本コバ遺跡方面の運行があったはずです。
宿を出たのが、午前10時過ぎでしたが既に1本目のバスは出発済みでした。
2本目のバスは、出発が午後1時か2時だったはずで、遺跡の滞在時間がすごく短くなるため利用を断念しました。
乗り合いバスは待っても来なかったので、タクシーで遺跡に向かうことになりました。
ちなみに、乗り合いバスの乗車場所は市内各地にあります。
一番近いコバ遺跡方面のバスをお店の店員などに尋ねてください!
お店の店員は英語も話せることが多いのでスペイン語が話せなくても大丈夫!!
グーグルマップは使い物になりません。
バス乗り場は頻繁に変わるようで、バス停もあるものの、あまり機能していません。笑
※実は、通り掛かった乗り合いバスが満員で乗れず、遺跡滞在時間も加味してタクシー利用となりました。
ちなみにタクシーは往復で1,700ペソ、片道40分程度です。
財布がキツイ。
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コバ遺跡は、近くに湖が幾つかあり遺跡自体も森の中にあるので旅全体で行った遺跡の中でも比較的涼しい場所でした。
※虫、主に蚊がたくさんいるので虫除けはしっかりしておきましょう。他の観光客は蚊に沢山刺されていました。訪問当時は蚊を介した感染症の危険性はありませんでした。
入り口はこんな感じです。
入り口を正面に、右手🫱に商店とチケット売り場=タキージャ【Taquilla】が一体となっています。
チケットは1人100ペソ(MXN)、本当の入り口は写真の入り口の少し奥です。
ここでチケットを見せて入場です。
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入り口からまっすぐ進むと少し開けた場所に出ます。
分岐を右手に進むと、まずグループBと呼ばれる遺跡群があります。
コバ遺跡内の遺構である、教会=ラ・イグレシア【La Iglesia】や球戯場=フエゴ・デ・ぺロタ【Juego de Pelota】を確認できます。
下の画像がグループBの球戯場の写真だったか記憶が曖昧ですが、森の中に遺構がある文明の盛衰を感じられる良い雰囲気です。
さきほどの分岐点の所まで戻り、今度は真っ直ぐ進みます。
コバ遺跡は敷地が広いためレンタサイクルがあります。
レンタル費用が掛かりますが、利用することをお勧めします。
この遺跡の敷地は、自転車使って散策しないと時間が足りないくらい広いです。
自転車を借りて自分で漕ぐという選択肢や現地ガイドが運転する自転車タクシー(荷台に乗ります)に乗るという選択肢もあります。
※自転車タクシーだけの写真を撮ろうとしたら、お兄さんが決めポーズしてくれました。笑 メキシコ人は、サービス精神旺盛です。
自転車は受付横に停めてあるものから自由に選びます。
大半の自転車にはレバータイプのブレーキが付いていません。
ブレーキレバーが付いていない自転車のブレーキのかけ方は、ペダルを後ろに回すという単純なものです。
ですが、慣れないとかなり怖いです。
※筆者は怖くてゆっくり運転で遺跡を回りました。
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コバ遺跡内の建築の大半はマヤの歴史の中でもかなり古い、古典期前期の西暦200~600年に建築されたものになります。
初期のコバ遺跡は、キンタナ・ロー州において権力を握っていた都市だと考えられています。
コバ遺跡は、初期からメキシコ中央高原の大都市テオティワカン【Teotihuacán】から影響を受けていたとする資料や建築物も発見されているようです。
また、のちの時代にはユカタン半島の大都市、チチェン・イツァ【Chichén Itzá】が勢力を広げることになります。
その時代に、コバの権力と勢力も縮小の一途をたどったようです。
しかし都市としての機能は衰えず、人々はスペイン人がやってくる西暦1500年あたりまでコバ遺跡に住んでいたようです。
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さて、コバ遺跡で見どころといえば、2つのピラミッド型建築物です。
名前はノホック・ムルピラミッド=ラ・ピラミデ・デ・ノホック・ムル【La Pirámide de Nohoch Mul】と、
コバ天文観測所=オブセルバトリオ・アストロノミコ・デ・コバ【Observatorio Astronómico de Cobá】です。
どちらも遺跡敷地内の奥側に位置しているため、レンタル自転車で訪問すると楽です。
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レンタサイクルの受付からどんどん奥に進んでいくと沢山遺構がでてきます。
道中、上の写真のような石碑=エステラ【Estela】があったり、なんだかよく分からない石が転がっていたりします。
また、道中ではこのような遺構も見ることができます。
この円柱=ラス・コルムナス【Las Columnas】は、マヤ建築において建物の支柱としてよく使用されています。
⇧の写真は、円柱の間が建物の出入口になっており、周辺の建物との関係性を考慮すると儀式用の建物の入り口部分だったのではないでしょうか。
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⇩の2枚の画像のようなプレートが遺跡敷地内に設置されています。
英語とスペイン語で表記されていますが、それぞれ敷地内の自転車使用に関する看板なのでしっかりと守りましょう。
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何度か分岐が現れますが、案内表示に従って進んでいただくと2つのピラミッドにたどりつけます。
まず先に現れるのは、コバ天体観測所=オブセルバトリオ・アストロノミコ・デ・コバ【Observatorio Astronómico de Cobá】です。
炉のような形をした不思議な建築物ですが、名前の通りどうやら天体観測所として使われていた建築物のようです。
丸みを帯びた形状からみて、古い時代の建築物だとわかります。
マヤ圏のピラミッド建造物の大まかな特徴として、古めのピラミッドは丸みを帯びており、時代が進むにつれて角ばってく傾向にあります。
天体観測所のより奥に進んでいくと、いよいよ本命の登場です。
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コバ遺跡のもう一つの見どころ、ノホック・ムル・ピラミッド=ラ・ピラミデ・デ・ノホック・ムル【La Pirámide de Nohoch Mul】です。
先ほどの天体観測所と同じく少し丸みを帯びた形状になっています。
また、中央には階段も備わっています。
現在階段にはロープが張られており、登頂禁止の看板も立っていました。
昔は登れたらしいですが、実物はかなりの傾斜で簡単には登れそうにありません。
ピラミッドの高さも42mとユカタン半島北域では最も高い建造物となります。
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このコバ遺跡には、ピラミッド型建築物の他にまだ紹介していない興味深い建築物があります。
入口付近のグループBの球戯場とは別もので、こちらの球戯場の中央には鉄格子で保護された髑髏の石像?があります。
なぜ、設置されているのか、まったくわかりません。
一般的に球戯場の傾斜部に石板が埋まっていたり、壁画が確認できます。
この球戯場でも傾斜部に石板が確認できます。
これらの石板は、球技の様子や結果を記した貴重な資料です。
しかし、先ほどの髑髏は何のために設置されたのかわかりません。
また、他の球戯場ではなかなか見ることがないので、この球戯場の特徴といってよいでしょう。
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さて、コバ遺跡を一通り観終わると閉館?時間となっていました。
トータルでの滞在時間は約3時間となり、じっくり観察したい方は前述の自転車を借りて探索することをおすすめします。
帰りは往路で利用したタクシーに復路まで頼んでいたので5分ほどタクシーを待ちトゥルムの町まで戻りました。
夕飯が決まっていなかったので、トゥルムまでの帰道にタクシードライバーへオススメのレストランを質問しました。
La Barracudaというレストランをオススメして頂いたので、宿前下車ではなくレストラン前で下車しました。
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La Barracudaはシーフードレストラン。
(この地域でシーフードメインじゃないレストランは無いのでは?笑)
メキシコらしく、無料のナチョが最初に提供され、注文した料理が出てくるまで暇つぶししながら待ちます。
ここでもアグアチレ【Aguachile】を注文。
※アグアチレについては初日の夕食で紹介しています。
本当においしい料理なのでぜひメキシコの海岸部の都市やユカタン半島を旅行する際に食べてみて下さい。
アグアチレを食べる際に注意するべきポイントがあります。それはアグアチレの辛さです。
このLa Barracudaのアグアチレはいままで食べた中でも特にかなり辛い部類に入ります。
辛くないと物足りなくなってくるのがメキシコの食生活です。笑
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翌日は移動日なので、少し早めに宿に戻って4日目は終了です。
¡Hasta pronto!
2024/4/22 写真の差し替えと一部追加