メキシコ旅【5】

¡Mi experiencia en México! (私のメキシコ体験談) 5日目

 

私はメキシコのユカタン半島を約1カ月かけて遺跡巡りをしています。

今回は旅程5日目のご紹介です!

 

以下【】内はメキシコの公用語であるスペイン語での表記です。

 

※文章内でシティと表記があった場合はメキシコシティを指します。

 

※当ブログでは、基本的に遺跡内にある説明文を元に遺構紹介を行います。

説明文(原文)に著作権があるかもしれないので写真は載せません。

 

※当ブログ内の写真の二次利用は禁止します。

 

本記事は2023年6~7月の情報です。

 

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さて、遺跡巡りの旅は5日目を迎えました。

 

この日は移動日です。

 

トゥルムの街名オブジェ

 

現在地はキンタナ・ロー州Estado de Quintana Roo】のトゥルム【Tulum】という町です。


そして本日の目的地は、お隣のユカタン州Estado de Yucatán】、バジャドリ【Valladolid】という街です。

 

この移動は全行程の中でも非常にシンプルで、トゥルムからバスで1時間45分ほどでバジャドリに到着します。

 

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元々は、トゥルムからほど近いところにあるセノーテ【Cenote】に行く予定でした。

 

セノーテは、簡単に言うと"湖"みたいなものです。

 

また、セノーテについては後ほど、この日の昼食紹介と一緒に詳しく説明します。

 

この日は、トゥルムにほど近いグランセノーテ【Gran Cenote】に行く予定でした。

 

しかし、バジャドリで昼食をとることにしたため、グランセノーテは断念しました。

 

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グランセノーテも非常に有名な観光地です。

 

カンクン発のチチェン・イツァなどの観光地を巡るツアーに含まれていることがあるようです。

 

カンクンやトゥルムを訪れた際、グランセノーテも行ってみてください。

 

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さて、トゥルムの町から北西方向に延びる幹線で、バジャドリのバスターミナルまで向かいます。

 

maps.app.goo.gl

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トゥルムのバスターミナルとバジャドリのバスターミナルの位置は、⇧のリンクから確認できます。

 

コバ遺跡辺りまでは、前日のコバ遺跡訪問の時と同じルートを通ることになります。

 

道中には先ほど紹介したグランセノーテの他に、カラベラセノーテ=セノテ・カラベラ・トゥルム【Cenote Calavera Tulum】や

maps.app.goo.gl

 

サンタ・クルスセノーテ=セノテ・サンタ・クルス・トゥルム【Cenote Santa Cruz Tulum】などがあります。

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また、他にトゥルムの町周辺にもいくつかセノーテがあるため、調べてみてください。

 

いくつかのセノーテは、入るためにダイバー経験などを必要とするところもあります。

 

話が逸れましたが、バジャドリまでの移動で少し面白いことが起きます。

 

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トゥルム10:55発のバスは、1時間45分かけてバジャドリに11:40に到着します。

 

 

 

 

 

 

計算が合いませんね。

 

トゥルムを10:55に出発しバジャドリまで1時間45分かかるのであれば、到着は12:40のはずです。

 

しかし、バスの到着予定は11:40です。

 

一体どういうことでしょうか。

 

まさか遅延メキシコクオリティが、到着予定にすでに組み込まれているのでしょうか?

 

それもあり得ます。

 

しかし、これには明確な理由がありました。

 

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ここから、この事象の原因について説明します。

 

原因はカンクン、プラヤ・デル・カルメン、トゥルムを含むキンタナ・ロー州とバジャドリの位置するユカタン州の間にある1時間の時差です。

 

ユカタン半島の他の州はメキシコ標準時のUTC-6hですが、キンタナ・ロー州UTC-5になっています。

 

UTC協定世界時のことです。大雑把に説明すると経度0度地点からどれだけ時差があるかを示したものです。UTC-なら、経度0度に対してマイナス時差、UTC+なら経度0度に対してプラス時差です。

 

従って、UTC-5hのキンタナ・ロー州からUTC-6hのユカタン州に入ったときに時間が1時間巻き戻ることになります。

 

つまり、1時間45分移動しても、ユカタン州に入れば-1hされ、45分しか経過していないことになります。

 

一方で、メキシコ標準時(UTC-6h)の州からキンタナ・ロー州UTC-5)に入ると+1hになります。

 

仮に1時間の移動でキンタナ・ロー州に入ったとすると、+1hとなり2時間経過したことになります。

 

これは、行きの飛行機で起こりました。

 

※一応、メキシコにはUTC-7hやUTC-8hの州もあります。

 

国内に時差がなく、かつ他国と地続きで接していない日本だと、地続きに移動しただけで時差が発生することはありません。

 

日本だと経験できない事象なので面白いですね。

 

※この時差問題が、旅の後半にも出てきます。

 

さて、話を戻しましょう。

 

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トゥルムを10:55に出発して、バスは11:40にバジャドリの街へ着きました。

 

1時間45分バスに乗って、バスを降りると出発から45分経過したことになっています。

 

この時は時差があるとは思っていなかったので、ちょっとしたパニック状態でした。

 

さて、このバジャドリ【Valladolid】という町は、チチェン・イツァなど観光地へのアクセス面の良さから、国内外からの多くの観光客が宿泊しています。

 

他にユカタン州には、大きな空港もある州都メリダMérida】という街もあります。

 

メリダからもチチェン・イツァにアクセスできます。

 

メリダが大きな街なのに対して、バジャドリは小さめの町と言った感じです。

 

すごく落ち着いた町で、治安も良いです。

 

時差パニックを抱えたまま、とりあえずバジャドリの宿に向います。

 

宿は、⇩町の中心=セントロCentro】から西南方向に行った所でした。

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メキシコは基本的に町の中心に大きな公園があるため、セントロがどこなのか非常にわかりやすいです。

 

宿は、だいたいバジャドリのバスターミナルから徒歩15分ほどかかりました。

 

チェックインをすませ、宿に荷物をおいてから昼食を食べにセントロへ戻ります。

 

宿を出ると雲行きが怪しくなっていました。

 

さて、事前に知り合いから紹介して貰っていたレストランで昼食を取ります。

 

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紹介して頂いたレストランは、セントロから少し東に逸れた所にあります。

 

レストラン・サシ=レスタウランテ・サシ【Restaurante Zaciというレストランで、セノーテが敷地内にあるということで大変有名なようです。

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宿からバスターミナルあたりまで来たところで、雨が降りはじめ、直ぐに雷を伴った大雨へと変わりました。

 

さすが自然豊かなユカタン半島

 

天候の急変にはお気をつけください。

 

トゥルムは快晴だったのになぁ。

 

傘と雨具で対処したものの、あまり意味がなかったような気がします。

 

目的のレストラン・サシに着く頃には、結構濡れてしまいました。

 

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さて、レストラン・サシは、マヤの伝統的な料理を提供しているレストランです。

 

町中が観光客で溢れていても、レストランはメキシコスタイルで営業しています。

 

全然提供されない料理、あまり働いていなさそうなウェイター、野良猫、野良犬、何かしらのパフォーマンスを披露してチップを貰おうとする人、慣れていれば一切気になりません。

 

一方で、日本から直接来る人たちにとっては耐え難いものかもしれません。笑

 

海外旅行に慣れていても、中南米のそれは一線を画すものかもしれません。

 

しかし、それがメキシコです!

 

耐えましょう。

 

料理が来るまで長い時間がかかりますが、お通し的なものを食べながら、会話や写真を撮ったりして楽しんでください。

 

お通しとビール



雨に打たれたため、スープで体を温めます。

 

注文したスープ

 

実においしそうなスープです。

 

右のスープには、トルティーヤが入っており、お腹もしっかり膨れて満足度の高い料理でした。

 

ただ、メキシコのスープというか温かい食べ物には、ある特徴があります。

 

それはサーブされた時点でぬるい。

 

特にスープは熱々で頂きたいものです。

 

さて、熱々で食べたい物がぬるくなる現象は、メキシコ北部の一部寒い地域を除いてメキシコのレストランにおける共通点と断言してもよいかと思います。

 

レストラン以外はどうなのか?

 

例えば、露店で提供される食べ物は温かいです。

 

特にタコスは温かくないとあまり美味しくありません。

 

露店タコスを食べる際は、必ず生地と具材を焼いてから提供してくれる所を選びましょう。

 

注文してから作ってくれる露店は、衛生面からみても熱消毒的な意味で少し安心できます。

 

話が逸れましたが、熱々の出来立て料理がなかなかサーブされず冷めてしまうのか。

 

それとも、冷ましてから提供するのが、熱い食べ物が苦手なメキシコ人の文化なのでしょうか。

 

いずれにせよ、熱い・ホットを意味するスペイン語カリエンテCaliente】は、メキシコだとぬるいを意味します。

 

※ホットは英語だと辛いという意味もありますが、辛いはスペイン語ではピカンテPicante】です。

 

ホットコーヒーもぬるい、ホットティーもぬるい、スープもぬるい。

 

それがメキシコです。

 

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食事スぺース

 

食事スぺースは、屋外の開放的な空間です。

 

屋根は葉っぱなどを織り込んで作られてたもので、非常に良い雰囲気を作り出しています。

 

ところどころ隙間も空いています。

 

葉っぱで作られたメキシコクオリティの屋根です。

 

もちろん大雨は降り続いています。

 

つまり、必然的に雨漏りが、というか滝ができていました。

 

例え日本人が作った葉っぱ屋根であっても、あの大雨には防げそうにありません。

 

お客さんは、自分たちで濡れないところまで机と椅子を動かします。

 

昔のマヤ人は高度な建築技術も持っていました。

 

しかし、スペイン人やスペイン文化と混ざった現在のメキシコ人、マヤ人には当時の高度な技術の再現は難しいようです。

 

おい、スペイン人!

 

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雨が止むまでレストランで魚を使った伝統料理などを食べました。 (その魚料理の写真は撮り忘れました。)

 

雨がやんでからレストラン内にあるセノーテを覗きに行きました。

 

セノーテの名前は、セノーテ・サシCenote Zaci

セノーテ・サシ【Cenote Zaci

 

このレストランの名前の由来なのでしょう。

 

ちょっと濁っていますが、落ち葉など沈殿物の影響です。

 

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さて、散々セノーテと書いてきましたが、セノーテとは何なのか?

 

この記事の前半で、セノーテは湖みたいなものと紹介しました。

 

しかし、湖ではありません。

 

それでは、セノーテの正体について説明していきます。

 

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まず、ユカタン半島の海岸部は地盤が主に石灰質の地層で構成されています。

 

この石灰質の地層は脆く、水によって浸食されやすいです。

 

長年かけてユカタン半島海岸部の石灰質の地層は、海水による浸食を受け、巨大な地下水路へと変化しました。

 

また、海水による浸食以前から地下に存在していた鍾乳洞などの洞窟と、浸食によって生まれた地下水路が融合することもあります。

 

水による浸食は、海水だけではありません。

 

地表に降った雨が、地面にしみこみ少しづつ石灰質の地層を浸食していきます。

 

次第に地表に現れている石灰層の中でも特に脆い部分が浸食され、陥没を引き起こします。

 

この陥没した所と地下水路が繋がり、セノーテが形成されます。

 

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さて以上のことから、セノーテは地表に現れた地下水路、地下洞窟の一部であると言えます。

 

セノーテが地表に現れた部分を指すのか、地下水路を指すのか。

 

私は、どちらもセノーテだと思っています。

 

さて、長々とセノーテについて説明してきましたが、とりあえず湖とセノーテは別物なんだなぁ。と覚えてください。

 

また、セノーテの水は基本的に地下水路を通して循環しています。

 

一方で、一部セノーテは元々他のセノーテや地下水路に繋がっていないモノや、地下水路の崩落などの影響で、分断されたモノもあるそうです。

 

そうして独立したセノーテは、水の循環がうまく行えないそうです。

 

紹介したレストラン・サシのセノーテは水をあまり循環できていないようでした。

 

別のセノーテ

 

一方こちらの画像のセノーテは水の循環できているためか、透明度が高く青くみえます。

 

セノーテにもそれぞれ個性があるようです。

 

さて、セノーテの話はこのあたりで終了し、旅行に戻りましょう。

 

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雨宿りもかねてレストランに滞在している間に、翌日のスケジュールを確認しておきました。

 

6日目は、バジャドリの町から4つ目の遺跡に向います。

 

バジャドリから目的の遺跡までは、乗り合いタクシーを利用するのが一般的なようです。

 

その遺跡に向う方法は事前に調べていましたが、現地で実際に確認しておきます。

 

メキシコに限った話しではありませんが、情報と現実が異なるこもあります。

 

予定より前に現地で情報の確認しておくと、予定の狂いや変更に対応する時間が多く取れます。

 

※実はもう乗り合いタクシーが廃止されていた!なんてことになっても、代替案を簡単に探せるほど海外旅行は甘くありません。by初海外の人

 

さて、雨が止んでからレストランを出て、乗り合いタクシーの出発場所とタクシーが翌日も運行されている事を確認しました。

 

※次回の記事で、乗り合いタクシーの乗車場所について詳しく書きます。

 

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ここでもう一つ確認しておきたいことがありました。

 

それは翌々日に向う遺跡までの移動手段の確認です。

 

翌々日は世界遺産チチェン・イツァChichén Itzá】に向うことになります。

 

流石にチチェン・イツァは有名どころなので、すぐに確認が取れました。

 

日本発のツアーでカンクンに行く方々は、チチェン・イツァは大半の遺跡系ツアーだと目玉になっていると思います。

 

日本からカンクンへ向かうツアーではなく、メキシコシティへ向かうツアーだとテオティワカンがメインとなり、チチェン・イツァが含まれていないと思います。

 

ツアー内容をよく確認しておきましょう。

 

また、ツアーを利用せずにカンクンに行く方もいらっしゃるかと思います。

 

カンクンには、現地で購入できるツアーがたくさんあります。

 

カンクン発の遺跡巡りツアーであれば、おおよそチチェン・イツァが含まれているため問題ないでしょう。

 

一応、ツアー内容にチチェン・イツァが含まれているか確認しておきましょう。

 

さて、独力でバジャドリからチチェン・イツァに行く方は、次々回の記事を要チェックです。

 

やっておくことも終わったため、バジャドリの町を散策します。 

 

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バジャドリの町は、セントロ付近はヨーロピアンな建物が多く非常に綺麗でした。

 

バジャドリのセントロ

 

ただ路面の汚さは、しっかりメキシコです。

 

あと、セントロから一本ずれるとヨーロピアンは消え去ります。

 

お土産物屋やレストランなどの観光客向けの施設や、ドラッグストアやスーパーなどの現地民向けの施設がセントロ付近に集結していました。

 

某有名ハンバーガーチェーン店のバー〇ーキングやフライドチキンのチェーン店もセントロからほど近いところにあります。

 

バジャドリの町を散策し終えた後は、宿に戻りました。

 

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宿で翌日の準備をしていると、なんだかお腹が減ってきました。

 

前回まで、食に関してあまり触れてきませんでした。

 

実はこの旅、結構体力を消耗し1日の食事の回数と1回の食事で食べる量が多くなっています。

 

やはり、遺跡巡りは過酷(楽しい)です。

 

移動日なのであまり動いていなかったこともあり、がっつり食べた昼食が結構お腹にたまっていました。

 

近くのスーパーでヨーグルトなどを購入して、簡単に夕食を済ませて翌日に備えました。

 

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これで5日目が終了です。

 

¡Hasta pronto!

 

メキシコ旅【4】

¡Mi experiencia en México! (私のメキシコ体験談) 4日目

 

私はメキシコのユカタン半島を約1カ月かけて遺跡巡りをしています。

今回は旅程4日目のご紹介です!

 

以下【】内はメキシコの公用語であるスペイン語での表記です。

 

※文章内でシティと表記があった場合はメキシコシティを指します。

 

※当ブログでは、基本的に遺跡内にある説明文を元に遺構紹介を行います。

説明文(原文)に著作権があるかもしれないので写真は載せません。

 

※当ブログ内の写真の二次利用は禁止します。

 

本記事は2023年6~7月の情報です。

 

 

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さて、ユカタン旅行4日目です。

 

トゥルムの町

 

前回(3日目)は、トゥルム遺跡Zona arqueológica de Tulumに行きましたが、4日目も遺跡に向います。

 

その名も、コバ遺跡=ソナ・アルケオロヒカ・デ・コバ【Zona arqueológica de Cobáです!

(全体で3カ所目)

 

トゥルム市街からADOバスや乗り合いバスで向かうことができます。

 

maps.app.goo.gl

 

ADOバスは、一日3本コバ遺跡方面の運行があったはずです。

 

宿を出たのが、午前10時過ぎでしたが既に1本目のバスは出発済みでした。

 

2本目のバスは、出発が午後1時か2時だったはずで、遺跡の滞在時間がすごく短くなるため利用を断念しました。

 

乗り合いバスは待っても来なかったので、タクシーで遺跡に向かうことになりました。

 

ちなみに、乗り合いバスの乗車場所は市内各地にあります。

 

一番近いコバ遺跡方面のバスをお店の店員などに尋ねてください!

 

お店の店員は英語も話せることが多いのでスペイン語が話せなくても大丈夫!!

 

グーグルマップは使い物になりません。

 

バス乗り場は頻繁に変わるようで、バス停もあるものの、あまり機能していません。笑

 

※実は、通り掛かった乗り合いバスが満員で乗れず、遺跡滞在時間も加味してタクシー利用となりました。

 

ちなみにタクシーは往復で1,700ペソ、片道40分程度です。

 

財布がキツイ。

 

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コバ遺跡は、近くに湖が幾つかあり遺跡自体も森の中にあるので旅全体で行った遺跡の中でも比較的涼しい場所でした。

 

※虫、主に蚊がたくさんいるので虫除けはしっかりしておきましょう。他の観光客は蚊に沢山刺されていました。訪問当時は蚊を介した感染症の危険性はありませんでした。

 

入り口はこんな感じです。

コバ遺跡のチケット売り場【Taquilla

入り口を正面に、右手🫱に商店とチケット売り場=タキージャ【Taquillaが一体となっています。

コバ遺跡の入り口

チケットは1人100ペソ(MXN)、本当の入り口は写真の入り口の少し奥です。

 

 

ここでチケットを見せて入場です。

 

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入り口からまっすぐ進むと少し開けた場所に出ます。

 

入口から少し進んでいくと分岐があります

分岐を右手に進むと、まずグループBと呼ばれる遺跡群があります。

 

コバ遺跡内の遺構である、教会=ラ・イグレシア【La Iglesia球戯場=フエゴ・デ・ぺロタ【Juego de Pelotaを確認できます。

 

教会=ラ・イグレシアLa Iglesia

下の画像がグループBの球戯場の写真だったか記憶が曖昧ですが、森の中に遺構がある文明の盛衰を感じられる良い雰囲気です。

球戯場=フエゴ・デ・ぺロタJuego de Pelota

 

さきほどの分岐点の所まで戻り、今度は真っ直ぐ進みます。

 

コバ遺跡は敷地が広いためレンタサイクルがあります。

 

レンタル費用が掛かりますが、利用することをお勧めします。

 

この遺跡の敷地は、自転車使って散策しないと時間が足りないくらい広いです。

 

レンタサイクルの料金表

 

自転車を借りて自分で漕ぐという選択肢や現地ガイドが運転する自転車タクシー(荷台に乗ります)に乗るという選択肢もあります。

 

自転車タクシーTRICYCLES TAXI

 

自転車タクシーだけの写真を撮ろうとしたら、お兄さんが決めポーズしてくれました。笑 メキシコ人は、サービス精神旺盛です。

 

自転車は受付横に停めてあるものから自由に選びます。

 

大半の自転車にはレバータイプのブレーキが付いていません。

 

ブレーキレバーが付いていない自転車のブレーキのかけ方は、ペダルを後ろに回すという単純なものです。

 

ですが、慣れないとかなり怖いです。

 

※筆者は怖くてゆっくり運転で遺跡を回りました。


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コバ遺跡内の建築の大半はマヤの歴史の中でもかなり古い、古典期前期の西暦200~600年に建築されたものになります。

 

年代表(著者作)


初期のコバ遺跡は、キンタナ・ロー州において権力を握っていた都市だと考えられています。

 

コバ遺跡は、初期からメキシコ中央高原の大都市テオティワカンTeotihuacán】から影響を受けていたとする資料や建築物も発見されているようです。

 

また、のちの時代にはユカタン半島の大都市、チチェン・イツァ【Chichén Itzá】が勢力を広げることになります。

 

その時代に、コバの権力と勢力も縮小の一途をたどったようです。

 

しかし都市としての機能は衰えず、人々はスペイン人がやってくる西暦1500年あたりまでコバ遺跡に住んでいたようです。

 

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コバ遺跡の地図



さて、コバ遺跡で見どころといえば、2つのピラミッド型建築物です。

 

名前はノホック・ムルピラミッド=ラ・ピラミデ・デ・ノホック・ムル【La Pirámide de Nohoch Mulと、

コバ天文観測所=オブセルバトリオ・アストロノミコ・デ・コバ【Observatorio Astronómico de Cobáです。

 

どちらも遺跡敷地内の奥側に位置しているため、レンタル自転車で訪問すると楽です。

 

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レンタサイクルの受付からどんどん奥に進んでいくと沢山遺構がでてきます。

石碑=エステラ【Estela

 

道中、上の写真のような石碑=エステラ【Estelaがあったり、なんだかよく分からない石が転がっていたりします。

 

おそらく倒れた石碑【Estela



円柱=ラス・コルムナス【Las Columnas

 

また、道中ではこのような遺構も見ることができます。

 

この円柱=ラス・コルムナス【Las Columnasは、マヤ建築において建物の支柱としてよく使用されています。

 

⇧の写真は、円柱の間が建物の出入口になっており、周辺の建物との関係性を考慮すると儀式用の建物の入り口部分だったのではないでしょうか。

 

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⇩の2枚の画像のようなプレートが遺跡敷地内に設置されています。

自転車通行禁止、または乗り入れ禁止のマーク

 

遺跡敷地内の自転車置き場のマーク

英語とスペイン語で表記されていますが、それぞれ敷地内の自転車使用に関する看板なのでしっかりと守りましょう。

 

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何度か分岐が現れますが、案内表示に従って進んでいただくと2つのピラミッドにたどりつけます。

 

まず先に現れるのは、コバ天体観測所=オブセルバトリオ・アストロノミコ・デ・コバ【Observatorio Astronómico de Cobáです。

 

オブセルバトリオ・アストロノミコ・デ・コバ【Observatorio Astronómico de Cobá

 

炉のような形をした不思議な建築物ですが、名前の通りどうやら天体観測所として使われていた建築物のようです。

 

丸みを帯びた形状からみて、古い時代の建築物だとわかります。

 

マヤ圏のピラミッド建造物の大まかな特徴として、古めのピラミッドは丸みを帯びており、時代が進むにつれて角ばってく傾向にあります。

 

天体観測所のより奥に進んでいくと、いよいよ本命の登場です。

 

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ラ・ピラミデ・デ・ノホック・ムル【La Pirámide de Nohoch Mul

 

コバ遺跡のもう一つの見どころ、ノホック・ムル・ピラミッド=ラ・ピラミデ・デ・ノホック・ムル【La Pirámide de Nohoch Mulです。

 

先ほどの天体観測所と同じく少し丸みを帯びた形状になっています。

 

また、中央には階段も備わっています。

 

現在階段にはロープが張られており、登頂禁止の看板も立っていました。

 

昔は登れたらしいですが、実物はかなりの傾斜で簡単には登れそうにありません。

 

ピラミッドの高さも42mとユカタン半島北域では最も高い建造物となります。

 

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このコバ遺跡には、ピラミッド型建築物の他にまだ紹介していない興味深い建築物があります。

 

球戯場=フエゴ・デ・ぺロタ【Juego de Pelota


入口付近のグループBの球戯場とは別もので、こちらの球戯場の中央には鉄格子で保護された髑髏の石像?があります。

 

球戯場の中央にある髑髏の石像

 

なぜ、設置されているのか、まったくわかりません。

 

一般的に球戯場の傾斜部に石板が埋まっていたり、壁画が確認できます。

 

球戯場・傾斜部の石板

 

この球戯場でも傾斜部に石板が確認できます。

 

これらの石板は、球技の様子や結果を記した貴重な資料です。

 

しかし、先ほどの髑髏は何のために設置されたのかわかりません。

 

また、他の球戯場ではなかなか見ることがないので、この球戯場の特徴といってよいでしょう。

 

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さて、コバ遺跡を一通り観終わると閉館?時間となっていました。

 

トータルでの滞在時間は約3時間となり、じっくり観察したい方は前述の自転車を借りて探索することをおすすめします。

 

コバ遺跡敷地の入り口

 

帰りは往路で利用したタクシーに復路まで頼んでいたので5分ほどタクシーを待ちトゥルムの町まで戻りました。

 

夕飯が決まっていなかったので、トゥルムまでの帰道にタクシードライバーへオススメのレストランを質問しました。

 

La Barracudaというレストランをオススメして頂いたので、宿前下車ではなくレストラン前で下車しました。

 

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La Barracudaはシーフードレストラン。

 

(この地域でシーフードメインじゃないレストランは無いのでは?笑)

 

メキシコらしく、無料のナチョが最初に提供され、注文した料理が出てくるまで暇つぶししながら待ちます。

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ここでもアグアチレ【Aguachile】を注文。

f:id:Ulnanaranja:20240419214718j:image

 

※アグアチレについては初日の夕食で紹介しています。

 

本当においしい料理なのでぜひメキシコの海岸部の都市やユカタン半島を旅行する際に食べてみて下さい。

 

アグアチレを食べる際に注意するべきポイントがあります。それはアグアチレの辛さです。

 

このLa Barracudaのアグアチレはいままで食べた中でも特にかなり辛い部類に入ります。

 

辛くないと物足りなくなってくるのがメキシコの食生活です。笑

 

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翌日は移動日なので、少し早めに宿に戻って4日目は終了です。

 

¡Hasta pronto!

 

2024/4/22 写真の差し替えと一部追加

 

 

メキシコ旅【3】

¡Mi experiencia en México! (私のメキシコ体験談) 3日目

 

私はメキシコのユカタン半島を約1カ月かけて遺跡巡りをしています。

 

今回は旅程3日目のご紹介です!

 

 

以下【】内はメキシコの公用語であるスペイン語での表記です。

 

※文章内でシティと表記があった場合はメキシコシティを指します。

 

※当ブログでは、基本的に遺跡内にある説明文を元に遺構紹介を行います。

説明文(原文)に著作権があるかもしれないので写真は載せません。

 

※当ブログ内の写真の二次利用は禁止します。

 

本記事は2023年6~7月の情報です。

 

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前回でプラヤ・デル・カルメンPlaya del Carmen】での行程を終了し、3日目はプラヤ・デル・カルメンから少し南下したトゥルム【Tulum】という町に向います!

 

この日は早朝からプラヤ・デル・カルメンで停電が発生!

 

様々な障害が発生し、交通機関においても信号機が機能しておらず、ちょっと混乱状態でした。

 

それに伴い、バスにも遅延が発生し、予約していたADOのバスがターミナルに到着していない状況。

 

※ADOについては初日の記事をチェックしてみてください。

 

といっても、メキシコでは交通の遅延は日常茶飯事ですので、とりあえずバスターミナルで待つことにしました。

 

ちなみに、停電やデモなどで予約したバスの到着が遅れても、予約客を待つことはありません。

 

到着後、到着確認を行って出発するため、遅延に関わらず出発予定時刻より早めにターミナルに着いておきましょう。

 

ちなみに、いつ予約したバスが到着していつ出発するのか、平常運行なのにわからない時もあります。笑

 

加えて、停電時にバスの予約をしていない場合は、ターミナルでクレジットなどカード類が使えないこともあるので注意しましょう。

 

ちなみに筆者は当日、予約したバスに乗り遅れました。

 

正確には、予約したバスが延着してきたので乗ろうと思ったら、ドライバーに拒否されました。

 

受付で再度確認すると、乗ろうとしたバスで間違いなかったようでしたが、確認が終わって乗り場に戻るとバスはもう出発していました。

 

そして結果的に乗れなかったです。笑

 

(予約分のバスはシート配列が2対2の大型バスでトゥルムまで1人114ペソでした)

手前がADOコレクティーボ、奥側がADO大型バス。
※後日、別の場所で撮影

乗り遅れた?ため、コレクティーボ【Colectivo】と呼ばれるハイエースより少し大きな車で運行されるバスのチケットを新たに購入しました。(こちらは1人55ペソでした。安い!)

コレクティーボの車内はこんな感じです

1時間ほどで次の町、トゥルムに到着しました。

 

この町では2つの遺跡を観に行きます。

こちらが乗車したコレクティーボ。
冷房もしっかりと効いており快適な車内でした

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トゥルムに到着後、宿のチェックインを済ませ宿近くで自転車をレンタルしました。

 

トゥルムでは観光客向けにレンタルサイクルがあちこちで行われており、私は宿に近い所で24時間100ペソでレンタルしました。

 

ちなみにレンタルの際に、デポジットとしてIDカードかパスポートの提示を求められました。

 

※私はメキシコの移民カードを持っていたのでそれを提示しました。

 

IDカードを出したところ、現物をデポジットとして取られました。

 

(自転車の返却時にしっかり返却してくれました)

 

パスポートの場合、写真なのか現物預かりなのか分かりませんが、ご利用の際はお気をつけください。

 

自転車を借りた後、トゥルムで1個目の遺跡(全体で2個目)、トゥルム遺跡=ソナ・アルケオロヒカ・デ・トゥルム【Zona arqueológica de Tulum】に向いました。

 

トゥルム遺跡の入り口は大通りに面しているため、わかりやすいかと思います。

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自転車で行く場合はトゥルム遺跡の入場券売り場手前まで乗ったまま入れるのでご安心ください!

 

レンタルした際に渡されるロックを使って近くの木に停めておけば大丈夫です! 

 

※どのように停めていたのか写真に撮るべきでしたが、撮影し忘れてました。

 

⇩マップの位置にチケット売り場=タキージャ【Taquilla】がありました。

 

訪問当時、遺跡の入り口付近が工事中でした。

 

そのためマップ上のピンの場所に簡易的なチケット売り場が設置されていました。

 

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さて、いよいよ入場です。

 

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トゥルム遺跡Zona arqueológica de Tulum】は、海岸近くに建っているマヤ文明の城塞都市遺跡です。

 

後古典期後期の建築物で、マヤ文明の建築様式が垣間見えます。

 

一方でトルテカ文明の影響をしっかりと観察できる遺跡となっております。

 

トルテカ文明マヤ文明の建築様式などは、別途ブログで解説できればと思います。

 

フレスコ画の神殿【Templo de los Frescos

マヤの年代分け(筆者作)

 

トゥルム遺跡には6世紀に関する記述(絵など)が見つかっています。

 

しかし、おそらく利用された石材が他の古い遺跡から再利用され残った物だと言われています。

 

宮殿【El Palacio

風の神の神殿【Templo del Dios Viento

セノーテの家【Casa del Cenote

エル・カスティージョ(城)【El castillo y el conjunto de las estructuas

 

カスティージョなど以前はより近くで観察できたようです。

 

カスティージョ横の降臨する神の神殿【Templo del Dios Descendente】や儀式の囲い【Recinto ceremonial】なども同じく近くから観察できたようでした。

 

しかし、近年は遺跡保存の目的でまとめて近づけなくなっているようです。

 

エル・カスティージョ裏からのカリブ海の景色

 

ぐるっとトゥルム遺跡の敷地内を、約2時間ほどかけて見終わりました。

 

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トゥルム遺跡を出ると、夕方になっていましたz

 

一度、宿でシャワーを浴びた後、夕食を食べに外へ。

 

大通りから少し入った所で夕食をとりました。

 

ビール【Cerveza】約1L瓶のカグアマ【Caguama】と、ミチェラーダ【Michelada】で乾杯

 

コップの淵に塩やチレ(唐辛子の粉末)が付いており、コップにはレモン汁などが入っています。

 

そのコップにビールを注いで、ミチェラーダ【Michelada】の完成です。

 

また、ミチェラーダのコップ=プレパラード・デ・ミチェラーダ【】とビールが別メニューになっているお店もあります。

 

※だいたいメニューのビール欄の最後に、バソ・デ・ミチェラーダ【Vaso de Michelada】やタロ・デ・ミチェラーダ【Tarro de Michelada】と記載されています。

 

お店によってチェラーダ【Chelada】やクラマト【Clamato】、クバーノ【Cubano】などの種類があったりなかったり。

 

フライドポテトやタコスでお腹を満たした後は、宿に戻って就寝。

 

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これで3日目は終了!次回も遺跡に行きますよ!

 

¡Hasta pronto!

メキシコ旅【2】

¡Mi experiencia en México! (私のメキシコ体験談) 2日目

 

私はメキシコのユカタン半島を約1カ月かけて遺跡巡りをしています。

 

今回は旅程2日目のご紹介です!

 

以下【】内はメキシコの公用語であるスペイン語での表記です。

 

※文章内でシティと表記があった場合はメキシコシティを指します。

 

※当ブログでは、基本的に遺跡内にある説明文を元に遺構紹介を行います。

説明文(原文)に著作権があるかもしれないので写真は載せません。

 

※当ブログ内の写真の二次利用は禁止します。

 

本記事は2023年6~7月の情報です。

 

 

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さて初日(前回)、無事にキンタナ・ロー州Quitana Roo】プラヤ・デル・カルメンPlaya del Carmen】に到着しました。

 

2日目は、この旅1か所目となる遺跡、プラヤ・デル・カルメンまたの名を、(旧現地語で)シャマンハー?【Xamanhá】に向います!

 

プラヤ・デル・カルメンには2か所遺跡があり、1つがプラヤ・デル・カルメン遺跡=ソナ・アルケオロヒカ・デ・プラヤ・デル・カルメンZona arqueológia de Playa del Carmen

 

もう1つがプラヤ・デル・カルメン遺跡群=ルイナス・マヤス・デ・プラヤ・デル・カルメンRuinas Mayas de Playa del Carmen】です。

 

まずは、宿泊地に近いルイナス・マヤス ・デ・プラヤ・デル・カルメンRuinas Mayas de Playa del Carmen】から行くことにしました。

 

場所は↓の2つ目のリンクから確認して下さい。

 

プラヤカー(ル)【Playacar】という施設内にありますが、入口近くにいたツアー会社の職員さんに聞くと自由に入ってもいいと言うので入りました。

 

※1つ目のリンクで、ストリートビューが表示されます。正面がプラヤカーの入り口です。

 

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こちらの遺跡は立ち寄り場所(公園)みたいで、無料でサクッと見れます。

Ruinas Mayas de Playa del Carmenの遺跡

⇩ルイナス・マヤス・デ・プラヤ・デル・カルメンRuinas Mayas de Playa del Carmen】の場所です。

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さて、こちらを見終わりいざプラヤ・デル・カルメン遺跡に向います。

 

が、

 

ここでハプニング発生!

 

先ほどのツアー会社の職員さんに聞いたところプラヤ・デル・カルメン遺跡の方は、ホテルの敷地内にあるらしく宿泊客以外は入れないとのこと。

 

そんな・・・、ホテルの宿泊客のみが見れる遺跡なんてあっていいのか??

 

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ギリギリまで近づいたものの、やはりホテルの入り口で宿泊客以外は入れないと拒否されたため、プラヤ・デル・カルメン遺跡はあきらめることになりました。

 

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悔しいですが、気持ちを切り替えて元々行くつもりではなかったコスメル島【Cozmel】に行くことにしました。

 

前回お話しましたフェリーターミナルでチケットを購入。

 

確か1人220ペソだったはず、出港スケジュールも時期で違うらしいですが、だいたい1時間に1本です。

 

また、フェリー運賃を含んだツアーやアクティビティパッケージもあるようです。

 

フェリー乗り場からの景色

 

コスメル島までのフェリー

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こちらは、有名な観光島で”コスメル島 行き方”で検索するとたくさん日本語サイトがでてくるので詳細は割愛します!

 

ちなみに座席は船内とデッキにあり、乗船した人はそれほど多くなかったです。

 

デッキ席で潮風というか、海水を浴びながらコスメル島までの短い船旅を楽しみました。

 

島に着いた時には、結構ベタついた感じでした笑

 

もともと行く気がなかったので下調べ無しです。

 

マップで調べて、なんとなくコスメル島博物館=ムセオ・デ・コスメル【Museo de Cozmel】に行きました。

 

しかし、思い付きのわりにここが思った以上に楽しい!

 

島の自然的形成から文化的歴史まで色々知れて良かったです。

 

結果、博物館に2時間ほど滞在してました。

 

その後、博物館の受付員に夕食のオススメレストランを聞き、そこで昼食としました!

 

ここのレストランはリーズナブルな価格で美味しい所だよ!と言われましたが少し財布にダメージが・・・

 

美味しかったけど、あんまりリーズナブルじゃない気がしました。

 

けど、美味しいのでお金に余裕のある方は寄ってみてはいかかでしょうか?

コスメル島のレストランで食べたエビとアボカドのプレート。にんじんは生でした。

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最終的にコスメル島からの戻りは終便1本前の19時発のフェリーとなり、フェリー内はお客さんで満席でした。

 

どうやら、日帰り客や宿泊客はこの便に集まっているようです。

 

大きめのキャリーケースを持っている人も結構多かったです。

夕焼けに照らされたコスメル島

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さてプラヤ・デル・カルメンに戻ると空は真っ暗、昼食が遅かったので夕食は軽めにしようと思います。

 

バスターミナルに併設されたマクドでサラダやナゲットをテイクアウトしました。

 

宿で夕食を済ませ、翌日の準備をして2日目、終了です。

 

それではまた次回お会いしましょう。

 

¡Hasta Pronto!

 

 

メキシコ旅【1日目】

¡Mi experiencia en México! (私のメキシコ体験談) 初日

 

はじめまして。

 

私はメキシコでスペイン語の語学留学をしています。

(修正時には、帰国しています)

 

こちらでの生活も9カ月目、しかしもうすぐ留学期間が終わり帰国します。

 

私は歴史や考古が好きで、メキシコには遺跡を観に来たようなものです。

 

そんな私が帰国前に約1カ月間、メキシコ南東部・ユカタン半島旅行に行きます。

 

その旅行の様子を残す方法としてこのブログを利用することにしました。

 

遺跡までの行き方、食事、周辺の町や遺跡の様子など、こちらに残せればなぁと思います。

 

※ツアーなどでメキシコに来られる方は行き方は無視して様子だけ楽しんでいただければ幸いです。

 

そして、この記録が今後メキシコに旅行に来られる“あなた”の助けになれば幸いです。

 

※以下【】内はメキシコの公用語であるスペイン語での表記です。

 

本記事は2023年6~7月の情報です。

 

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旅行初日は、メキシコの首都メキシコシティー"La" Ciudad de México】から、メキシコ東部、キンタナ・ロー州Estado de Quintana Roo】のカンクンCancún】へ飛行機で向かいました。

 

※以下メキシコシティをシティと表記します。

 

シティ-カンクン間において航空会社の選択肢(LCCを含め)はいくつかあります。

 

が、格安サイトを利用して予約した際に、普通にダブルブッキングなどの問題が発生します。

 

さすがメキシコクオリティ。

 

これを避けるためにアエロメヒコ【Aeromexico】の公式HPからフライトを予約しました。

 

※アエロメヒコはメキシコ最大の航空会社です。日本でいうANAJALみたいなもの。

 

メキシコシティ国際空港=アエロプエルト・インテルナシオナル・デ・シウダ・デ・メヒコAeropuerto Internacional de la Ciudad de México / Aeropuerto Internacional Benito Juárez de la Ciudad de México】で搭乗手続きを済ませ、ささっと搭乗。

 

国内線ターミナルはターミナル2です。

 

国内線でもスペイン語だけでなく英語のアナウンスが行われるので、スペイン語が分からなくても大丈夫です!

 

フライト掲示板にも出発ゲートはしっかり記載されます。

 

また、空港内の施設案内標識はわかりやすいのでご安心下さい。

 

カンクン行以外も英語アナウンスがあった気がします。

 

それでは、カンクンに向けて出発です!

ターミナル内は清潔で標識も大きく見やすいです。今回利用した便はゲート70から出発

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徐々にユカタン半島の大地が近づいてきました

さて、2時間40分ほどでカンクン国際空港=アエロプエルト・インテルナシオナル・デ・カンクンAeropuerto Internacional de Cancún】に到着!

 

キンタナ・ロー州はメキシコ国内唯一のシティ+1時間の時差がある州です。

 

※したがって、実際はおそらく1時間強のフライトかと思います。

 

ちなみに、他にシティと時差のある州がいくつかありますが、キンタロー州のみ+時差で他の州はすべて-時差となっております。

 

利用した便はカンクン国際空港のターミナル4に到着。

 

さて、空港を出る前に1つやっておくことがあります。

 

それは空港からの移動手段の確保です!

 

カンクン国際空港は、カンクン市街から少し離れた所にあります。

 

したがって、空港から出るにはバスかタクシーの利用が必要になります。

 

バスの方が安いので、今回はバスを利用して空港から脱出します。

 

空港からは、メキシコでは赤い車体のバス会社として有名?なADOスペイン語読みでアデオ)のバスが頻繁にユカタン半島の各主要都市に向けて出発しています。

 

他にも空港輸送を行っているバス会社はありますが、確かなクオリティで運行しているのはADOです。

 

ターミナル4では、ターミナルの出口付近にあるADOのカウンターでチケットを購入できます。

 

現金の場合、メキシコペソ(MXN)とアメリカドル(USD)で購入できます。

 

そう!

 

カンクンなど、このキンタロー州の主要都市では大抵アメリカドルが換金なしで使えます!

 

なんなら、接客も英語が基本!

 

スペイン語で返すと相手が驚きますね。

 

さてチケット購入後、バスの乗り場まで向かいます。

 

バス乗り場は、ターミナル4の出口から駐車場に沿って、右手に進んでいくとターミナル4から見て、駐車場の一番奥側にロータリーとバスターミナルがあります。

 

※各ターミナルを経由してから、空港の敷地外に出ていくのでターミナル4からじゃないとADOのバスに乗れないわけではないと思います。

バス乗り場からの景色、駐車場の向こう側がターミナル4です

 

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長くなりましたが、空港から南下したプラヤ・デル・カルメンPlaya del Carmen】にという町に向います。

 

え?カンクン市街じゃないの?って思われたかもしれません。

 

そうです!!

 

この旅は遺跡を回る旅!

 

バカンスやハネムーンで有名なカンクンには行きません!!

 

カンクンにも遺跡や博物館はあるんですけどね。気になる方は調べてみてください。

 

旅路に戻りますが、プラヤ・デル・カルメンまではADOのバスで約2時間です。

 

マップ上では プラヤ・デル・カルメンに2か所ADOのバスターミナルがあります。

 

しかし、海岸近くの観光ターミナル=ターミナル・トゥリスティカ【Terminal Turística】という場所が実際にターミナルとして機能しているようです。

 

※もう一方は、ターミナルって感じではありませんでした。

 

バスターミナル近くには、観光スポットのコスメル島【Cozmel】にいけるフェリーターミナルもあります。

 

宿泊地はバスターミナルからほど近いところを利用しました。

 

※この旅ではほぼ全日程Airbnbを利用しますので宿泊地情報は曖昧にさせて頂きます。

 

到着時点で現地はすでに17時頃、昼食兼夕食を食べに街中をぶらぶらします。

食事はLos Aguachilesでとることに。

カンクンにもお店を構えるロス・アグアチレス【Los aguachiles】で夕食です。

 

アグアチレ【Aguachile

注文したのは、アグアチレ【Aguachile】です。

 

アグアチレは、メキシコの海岸部で食べることのできるエビのマリネです。

 

基本的に生きゅうりと生たまねぎが添物としてついてついてきます。

 

このお店では、マグロ?のマリネも含まれていました。

 

少しスッパイエビのマリネと辛めのサルサがとにかく美味しいです。

 

この旅行前にも、メキシコ各地で食べましたがそれぞれちょっと違いがあって面白いです。

 

メキシコ海岸部へ旅行の際は、アグアチレを食べてみてください。

 

食後は海岸をぶらぶらしました。

 

プラヤ・デル・カルメンアメリカドル(USD)が買い物などで使用できるようでした。

 

そのまま宿に戻って初日は終了です。

 

さて、次回いよいよ遺跡に行きます。

 

¡Nos vemos pronto!